蜂は、なぜ危険生物だと感じるようになったのでしょうか?

 それは、かつて蜂は人から離れた生息地で生きていたのに、住宅地の開発などで、蜂の生息地に人が侵入したのが原因と言われています。

 蜂も生き残るために環境に適応しようとして、市街地などの樹木、家の軒下、雨戸、戸袋、換気口、屋根裏などあらゆる場所に営巣するようになり、”巣を守るために人を刺す”ことから危険だと感じられるようになりました。
 しかし、蜂蜜の生産や農作物の花の受粉をしている”ミツバチ”や毛虫など植物を食い荒らす害虫を餌とする”スズメバチ”などは人間社会に貢献してくれることから「益虫(えきちゅう)」と呼ばれている面もあります。

 実は、こちらから刺激を与えなければ、ほとんど刺されることはありません。

 無造作に駆除するのではなく、共生を考えていきたいものです。